「ものづくり担当役員」プロダクトから組織まで何でもつくっています。

CTO
山本 正喜

CTOの役割とスタイル

「ものづくり担当役員」と自分を定義しています。  

私は役職名としてCTO(Chief Technology Officer=最高技術責任者)を名乗ってはいますが、自分では「ものづくり担当役員」であると定義しています。技術開発はものづくりにおいてとても重要で不可欠な要素ですが、それだけでいいプロダクトはつくれません。デザイン、マーケティング、サポートももちろん大切ですし、何よりチームを支える組織、制度、文化が必要になってきます。ものづくりという軸を中心にそのすべてにコミットし、会社としての大きな目標であるビジョンの達成をドライブしていくのが自分の役割であると考えています。

ものづくりは、ひとづくり。

ChatWorkのはじまりは、大学生の兄弟による学生起業。お金もない、技術もない、手伝ってくれる人もいないという、アイデアと熱意以外は何もないところからのスタートでした。そんないつつぶれてもおかしくないような会社が、いまではシリコンバレーに子会社を置き、世界にチャレンジするまでになりました。ものづくりとひとづくりは、対になっているように思います。よいプロダクトをつくれば知名度が上がり、収益が上がり、人に投資することができます。人が増えればチームができ、文化が生まれ、さらによいプロダクトづくりへとつながる。そういった小さなサイクルを何回も何回もまわして、ChatWorkは大きくなってきました。ものづくりは、ひとづくりなのだと思います。

目指したいのは、全員がやりたいことをやっているチーム。

ChatWorkのチームづくりの考え方は「餅は餅屋」という言葉で表すことができます。餅は餅屋のついたものがいちばんうまい、その道のことは専門家に任せるべきだという意味ですが、その考え方はチームづくり、ワークスタイルの随所に反映されています。各メンバーそれぞれが自分の「餅屋」を意識し、やりたいこと、各自の強みが活きるように柔軟にチームやタスクを組み替えています。とある部署ではあまり活躍できなかった人が、部署異動した途端にイキイキと活躍しだす。そんな事例を私たちはたくさん持っており、積極的に推奨しています。

チャットワークの誕生と未来

社内ツールとして生まれた、チャットワーク。

もともとチャットワークがつくられた理由は、社内で使いたかったから。事業化する予定も最初はありませんでした。はじめは私ひとりでつくりはじめたチャットワークも、社内で便利に使いたいと、どんどん要望や開発協力が社内で生まれ、進化していきました。ふとしたきっかけで社外の目に触れ、大反響を得て事業化にいたりましたが、自分たちがほしいものをつくるという思想は変わらず続いています。自分たち自身がチャットワークの一番のユーザーになって、自分たちのためにも良くしたいと強く想うからこそ、ユーザー目線を忘れずに良いプロダクトづくりを続けられているのだと思います。

チャットワークを通して、私たちが目指す働き方を広めていく。

チャットワークには既読通知機能がありません。それは、相手に返信のプレッシャーを与えないためです。また、相手がオンラインかオフラインかわかるような機能もありません。それは、なるべくいつ返事してもいいような非同期の時間差コミュニケーションを推奨しているからです。チャットワークではそのようなビジネス上でのストレスをなるべく減らす工夫がたくさん入っています。創業当初よりITを活用した働き方をずっと研究し、社員満足度調査で日本一を何度も獲得したことがある私たちだからこそ、理想のワークスタイルイメージを追求することができます。チャットワークはただのITツールではなく、働き方を変えるサービスであると考えています。

目指すのは、日本発・世界スタンダード。

チャットワークの導入企業は147,000社(2017年8月末日時点)を突破。205の国・地域で利用されるまでになりました。まだまだ日本のお客様が中心ではありますが、2012年からシリコンバレーに米国子会社を設立し、代表自ら移住して積極的に海外へと"本気で"チャレンジしています。悔しいことに、ITサービスの世界では日本の存在感はほとんどありません。日本発・世界スタンダードのサービスの実現を目指し、簡単な道ではないと承知の上で、日本発だからこそ出せる価値に意味があると信じてチャレンジを続けています。

CTO
山本 正喜